夏の中部地方ツーリング一日目~駆け抜けろ北陸編~
- 2018/10/15
- 02:46
今年も行って参りました、夏の長距離ツーリング。
去年は九州一周ツーリングを決行し、雄大な自然やほっぺたが落ちるほどの美食を堪能して、
バイク旅の楽しさを知りました。
今年はそのツーリングにいなかったSF乗りの友人も加わり、三人で中部地方を横断します。

残り少なくなってきた学生時代の夏休みを思う存分楽しみきってやる!!
9/3
07:00 大阪発
もはや毎度出てくる隼乗りの友人と、滋賀県高島市の白髭神社で待ち合わせているので
まずはそこまでソロツーリングを楽しみます♪
京都東ICから湖西道路で琵琶湖沿いを走る道は、無料の自動車専用道路で走りやすく
眼下に広がる琵琶湖の景色も素晴らしいので、結構気に入っています。
08:00 湖西道路沿いのコンビニで休憩

台風21号が迫っているとは思えないほどの快晴で、自然と気分も晴れやかになります。
これから旅が始まるって時が一番ワクワクして一番楽しい時間かもしれません(#^.^#)
08:30 白鬚神社到着

友人の姿が見えないので、ゆっくりまったり境内を散歩することに。
(横に停まっているホーネットは知らない人のバイクです;)

白鬚神社には昨年の11月にも訪れたことがあり、
湖面から突き出た鳥居が特徴的で、厳島神社を彷彿させます。

なぜ鳥居が水中に立っているのか、不思議に思いませんか?
僕はその理由があるものだと信じて調べてみたのですが、
“元は陸にあった鳥居が琵琶湖の湖面上昇に伴って沈んだ”という話を見つけてしまい、
何とも言い表しがたいがっかり感を味わいました・・・
まぁそんな話はどうでも良く、今旅においてトラブルがないことを祈りお賽銭を投じます。

僕たちのツーリングは5回に4回の頻度で、誰かしらのバイクがトラブルという上条当麻もビックリの不幸属性を有しているので
白鬚神社に祭られている“道開きの神様”猿田彦命に、交通安全を願っておきます。
これでトラブルが起きなければ、この神様は相当有能だということになるので、旅の行く末を楽しみに御覧ください\(-o-)/
それにしても友人が来ないので、階段を上り、崖上の拝殿から到着を待つことにしましょう。

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昨晩旅行が楽しみすぎて二時間ほどしか寝れていないという、
小学生くらいの精神年齢に退行してしまいまして、、非常にねむい。
そして朝の静寂に包まれた境内が非常にえもい。。

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15分ほどしてやかましいマフラー音を鳴り響かせ隼が到着。

その後9時頃になってようやく白髭神社を出て、もう一人の友人と合流予定の福井県東尋坊を目指します。
11:00 東尋坊到着

黒のSF乗りの友人は前日に東京から福井入り。
遅い到着の僕たちを待ちくたびれてしまったようです。
「なんで遅かったん?」
「え~~っと、高速が渋滞してたり・・・ 前を覆面が走っててなかなか速く進めなくて・・・・」
と歯切れの悪い返答をする僕。
時間にルーズな性格は本当に直さないといけないですね・・・orz
そんなことはさておき!
一度来てみたかった東尋坊を見に海岸へ向かいましょう♪

真っ青な日本海を見渡すと、赤橋が掛けられた雄島が目に入ります。

この写真を見ても、皆さん何も思わないかもしれないですが、、
実は屈指の心霊スポットで、丑三つ時になると橋の両側から腕が伸びてきて、海に引きずまれるとか何とか。
夜に雄島に上陸して懐中電灯一つで島を一周する計画を企てているのですが、誰も参加してくれる人がいない・・・orz

それでは東尋坊の断崖絶壁の方を見に行きますか。
今日は本当に天気が良くて、台風が迫っているとは思えません(二回目)
「名勝 東尋坊」

崖のほうへ足を運ぶと、分かってはいましたが柵一つない絶壁に足がすくみます。

ふらっと吸い込まれるように足を踏み出してしまえばあの世に行くんだな・・・
とか考えると、真夏なのに鳥肌が立ちますね。

ちなみにここで飛び降りた人は海流の関係で、先ほどの心霊スポット雄島に流れ着くようです。
ははは、自殺なんて昔の話でしょ?と思われるかもしれませんが
今でも年間20~30人ほど飛び降りているみたいですよ。
月に2人くらいのペースで。
自殺成功率は70%。
う~ん、、、それならもっと確実な方法をとるかな自分だったら。
それでも最近は↓のような

IWABA CAFEなんかができて観光地化が進んでいるので、そういう事例は減少傾向にあるとか。
Pokemon GO!!も自殺件数を減らす要因になっているみたいですね!
崖下を見下ろすんじゃなくて、日本海の水平線の遠い先を眺めていたら
鬱憤とした気分なんか消えてしまうだろと僕は思うのですが。

それでは今日の旅路は長いので、東尋坊観光はこのへんにして、
最後に海辺で焼いた貝を美味しくいただき、次の目的地に向かうことにします。

東尋坊から金沢へ移動。

二年ぶりにやってきた金沢の町でまず最初に向かったのは、近江市場。
観光地化されているとはいえ、新鮮な魚介が食べられるので、金沢に来て寄らない選択肢がありません(-.-)

1500円、1300円、1000円、900円、800円、700円の牡蠣があります。
さて、どれを選ぶのが正解でしょう。
僕の持論としては値段の上り幅が大きい1500円と1300円は候補外。
平均を好む日本人体質なので、更に1000円と700円を消去し、残るは二択。
迷った挙句、友人が800円、僕が900円の牡蠣を買うことにしました↓↓

右が僕、左が友人。
まぁちょい大きいくらいですね~~
普通に考えて、牡蠣大きさに対する満足度は逓減するのに、値段は逓増するっておかしいでしょ
と思うのですが。写真の通り全く売れていませんし。
そんな無駄な事を考えながら、近江市場を散策し、次は昼食を食べに海鮮丼屋に入ります。
友人Aの注文↓↓

友人Bの注文(のどくろ定食)↓↓

僕↓↓

これもまた僕の持論で、色々入っている海鮮丼より、1種類~3種類に絞られた海鮮丼を食べる方が
しっかり味わえて食後の満足感も大きいと思うんですよね。
SFロボットアニメかと思いきや、思春期真っ盛りの男女の性の話を始め出して、
そうかと思えば人外やレズや叫竜の姫など次から次へと新たな設定が後出しされて、
挙句の果てには、宇宙人とか出てきて、敵の星目掛けて旅立っていくアニメを見て、楽しめますか?ってことと同じです。
必要な要素を絞って、特化させた方がよっぽど良い品になる。
この信念の下、僕はのどぐろ・中トロ・ウニの3種類丼を注文し、無事優勝しました。
(値段は3500円ほど)
栄養補給で元気が出たら、次は兼六園へ。

兼六園は偕楽園等とは違い、庭園の中に川や湖があって、木に造詣が深い人でなくても
単純に風景を楽しむことができます。


このことが原因となって、多くの外国人から人気を得ているのでしょう(^。^)

しかし30℃を超える炎天下の下日本庭園を愛でることができるほど、
僕はもののあはれを身に付けた日本人ではないので
早々と撤退し、東茶屋町の隠れ家的お茶屋で一休み↓↓


きな粉とラムレーズン風味のアイス、控え目に言ってぐう美味しい・・・

甘すぎることなく上品な味わいって感じです。
いや~~朝からずっと活動しっぱなしだったので、癒されました(*^。^*)
今の僕達はすっかり尻に根が生えて、干物人間になりそうなので
体に鞭打ち、心に喝を入れ、次の目的地を目指します。

金沢→白川郷

ちなみにこの時既に17時前で、既に日が傾き始めています。
予定組んだ奴が頭悪くて、いつも日の入りギリギリの過酷日程になってしまうのどうにかならんか・・・
・・・・・・・
まぁ僕が予定組んでいるんですけどね。

何とか日の入り前、17:45頃に白川郷到着!!

2年ぶりに戻ってきたぜ、久しぶりの合掌造り。

普段は多くの観光客で賑わい、揺れながら渡る吊り橋にも、誰一人姿が見えません。

そらこんな時間に来る人はおらんわな。。。
夕暮れ時の町並みもなかなか雰囲気があって僕は好きですけどねぇ~





『ひぐらしのなく頃に』の園崎家モデル、重要文化財の和田家↓↓

白川郷は飛騨高山や金沢、富山あたりから高速バスでアクセスするのが普通で、
夕方だと最後のバスが出てしまっているので、本当に誰一人観光客がいません。
静謐な空気を味わうことができるので、この時間に来て良かったですね~!
うん、これも織り込み済みで、敢えてハードスケジュール組んだんだ。僕の旅行計画スキルすげぇわ・・・(>_<)
とか言ってたら日の入りの時間が迫ってきたので、駆け足気味で展望台に上ります。
すまんな友人達・・・既に疲れているところにランニング登山させてしまって!
そしてギリギリ日没前に展望台に到着↓

白川郷と言えばここからの眺めで知っている人も多いでしょう。
春は暖かな日差しが差し込む昼間、夏と秋は夕日に照らされ黄金色の稲穂が輝く夕方、
冬はしんしんと雪が降る中、合掌造りの家屋に灯りがともる夜
に見るのがいとをかしですね。
涼しくなった夕方の風に吹かれながら白川郷の原風景を一望したら、
帰りは舗装された道の方で下山します。

こちらの道を下ると、ひぐらし好きの人は一目で分かるであろう
北条さと子と古手梨花が住んでいた家を見ることができます。

夏の終わりの夕暮れで、実際にひぐらしが鳴いているの非常にエモいですね・・・
やっぱり僕白川郷の空気感好きだなぁ。。
日本古来の文化とか風習とか風景とか、そういうのめちゃくちゃ心に沁みてくるんですよ。
だから旅をするなら田舎が好き。 東京とか大阪とか都会に行ったところで・・・って思ってしまいます。

そしてとうとう日が完全に落ち、真っ暗闇の古手神社こと白川八幡神社にやってきました。

あいかわらずの絵馬たそ↓

境内で僕達は少しの間座り込み、“ひぐらしのなく頃に”のシナリオを思い出しながら
その話について歓談していたのですが、
横の友人は疲労がピークに達したようで、「少し寝る」と言い残して、夜の境内で動かなくなってしまいました。
よっぽど疲れたんだろうな・・・
旅行計画したやつ本当反省しろ・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
10分後目を覚ました友人と、一緒に缶コーヒーを飲んで回復を待っていたもう一人の友人とで
「そろそろ行くか」と腰を上げ、ふと空を見上げたところ
満天の星が広がっていました。
天の川も微かに視認できるほどで、離島で見た時と同等の星空を見ることができ感動。
やっぱり夜に白川郷来たの正解だったじゃないか。
企画した奴有能では。
僕達は一気に活力を取り戻し、白川郷から宿泊地飛騨高山へと向かいました。
白川郷→飛騨高山

ツーリング初日はいっぱい走って、ゴール地点で美味い酒と飯を食うと相場が決まっています。

やってきたのは『やきにく ろくべぇ』というお店。
なんと5000円でブランド牛の飛騨牛が食べ放題という、夢のようなコースを楽しめます。

焼肉食べ放題でまず出てくるノルマ↓↓

ノルマ、多くね、、、、?


とは言え、これ自体が既に飛騨牛なので、最初からめちゃくちゃ美味い。
美味いが、やはり食べ放題というのは悲しいもので、
美味ければ美味いほど、脂がのっていてすぐに胸焼けしてしまうものです・・・
去年近江牛食べ放題のお店でも嫌というほど痛感したのを思い出しました。
結果から言えば、僕達はノルマを食べきったところで早くも撃沈。
貧弱な胃袋をこれほど恨めしく思ったことは無いですよ。
飛騨牛食べ放題なのに、脂の少ない鶏肉やタン、キムチばかり食べて、何とも言えない感じになった初日の夜でした。
皆さん、ブランド牛×食べ放題は罠ですよ!もし行く機会があれば相応の覚悟と準備を怠ることなく!
腹が膨れた僕達は帰りにコンビニで買い物を済ませ

明日の計画会議を行った後、各自部屋に戻って就寝しました。

これにて一日目は終了です!
明日の計画会議というのは、台風21号がこの時日本に迫っていて
いかにその影響を避けながらツーリングを楽しめるか
雨雲レーダーと睨めっこしながら、一から計画を立て直しました。

僕達の旅が、関西に大きな被害をもたらした巨大台風に翻弄されるのか、はたまた上手く乗り切るのか
次回をお楽しみに!(^。^)