バイクで行く四国一周旅行~三日目・四日目~
- 2018/04/15
- 23:19
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いつまで高知におんねん!そういわれても仕方ありません。
三日目も高知の観光から始めるのですから。。。
朝9時に民宿前集合、今日は遅刻する不届きもの無し!
冬のツーリングは朝が遅くなりがちだから良くないですよね。
四万十市を出発しはじめに向かうのは足摺岬

コンビニで朝食を済ませて、いざ出発

この日も3月のくせに20度以上まで気温が上がり、天気に恵まれすぎではって感じで
特に見所もない道路を走って行くと、1時間ちょっとで目的地到着~♪

室戸岬より足摺岬の方が岬感があって良い。
岬感とは、「断崖絶壁」、「白い波飛沫」、「灯台」の三要素になります。(自分定義)

このシーズンに来ると椿の花も鑑賞できるというおまけ付きでした。
四国最南端の足摺岬は外せないツーリングスポットでしょう(*^_^*)

足摺岬から四万十へ戻る途中、昼食を食べに『四万十屋』へ立ち寄り。
食べログ☆☆☆3.6の有名店です。

何が有名って、写真を見ての通り、、、、
うなぎ
です!!うなぎ!
普段高騰して食べられないうなぎ、近い未来に絶滅して食べられなくなると言われるうなぎ、こんな時に食べずしていつ食う。

うな重(養殖)3200円 御馳走様でした。
本当は天然が食べたかったのですがシーズン外でありませんでした。
でも店員の人いわく、天然は身が小ぶりで養殖の方が美味しいそうです。
土用の丑の日にも鰻が出なくなった我が家の食卓、、次に鰻を食べるのはいつになるのだろう(:_;)
四万十市まで戻ったら更に北上して、昨日に引き続き沈下橋に向かいます。
一人行けなかった人がいるからね。
まずは佐田沈下橋

水色の橋脚がポイント。

自然の中に移り込む人工色なのに映えて写るのはなぜなのか。
四万十川の流れは止まっているように穏やかで、そこにいると自然と心が落ち着く。

次に勝間沈下橋

こちらは昨日にも行った沈下橋で、明るい時にくるとまた違った感動があります。


佐田沈下橋より細く、車とすれ違う時はわりとギリギリ。でもまぁ落ちることなんてないでしょ。
ちなみに四万十の自動車教習ではここを通らされるらしい笑
過去に落ちた人もいるらしい・・・
さて沈下橋からの風景も最後に一枚撮っておいて、ようやく高知から脱出するとしますか~!(高知は見所が多くてまた来たい場所の一つになりました)

高知から北上して愛媛に突入。
鬼北町の道の駅で休憩をとろうとすると・・・・

まさかの伏線回収!!w
昨日見た赤ちゃん鬼と違いすぎてワロタw
鬼北町すげぇな。発想が独創的だ。
まぁそんな鬼はどうでも良く、愛媛と言えばの柚子サイダー美味しかったです。

この旅、行程をゆるゆるにしてしまったせいで、ダラダラと時間が過ぎ、もう16時前(^_^;)
本当は早朝出発で疲れきるほど行程を詰めたい派なのですが、今回は初のマスツーということで遠慮してしまった。
ということで、日が暮れる前に急いで次の目的地へ向かいます

17:30頃 愛媛県伊予市に到着~。
やってきたスポットがこちら↓↓


『下灘駅』
多分ご存知の方も多いかと思いますが、SNSでよく見るあそこですよ。
インスタでよくカップルが写真を上げているあそこです。インスタしてないから知らんけど。


まぁアニメやドラマのワンシーンにさらっと出てくる、海の見える駅は大抵ここがモデルなんじゃないですかね。


確かにすごく写真映えのする場所で、そういう意味では来て良かったと思えるのですが
実際この写真を撮っている僕の横から後ろには、ずらっとカメラを手にした老若男女が並んでいて、風情なんてあったものじゃありません!!
カップルも異様に多くて、ベンチに座る順番待ちしてるし、カップル専用のベンチなんかも置いてあるし、、、
野郎だけじゃキツイし、撤退するわよ!!

つって帰ろうと思ったら、下灘駅にぴったり合う趣深い車両がやってきて、有象無象の衆を車内に乗せて走り去って行った。


バイク最高!バイクは自由!バイクがリア充に勝ったんだ!!
静まったプラットフォーム、僕はどこか虚しさを感じると、すぐに海を背にし立ち去った。
19時頃、本日の宿である『道後やや』に到着。
一泊朝食付きで7000円くらいする旅館ですが、この旅館かなり素晴らしいですよ

何と言っても食べ放題システム↓↓

愛媛のみかんや、この時間なら豚汁がセルフサービスで食べ放題。
おもてなしという体裁上おいてあるのかな、、と思って豚汁を一杯掬うと、肉が山盛りで“ガチ”のおもてなし精神だった。

ちなみに部屋は↓↓な感じ。まぁ普通に綺麗。

さて、いきなりのおもてなしで空腹ポイントを減らされてしまいましたが、四国最後の晩餐に向かいます!
ミーハーぽく達が選んだお店は『おいでん家』
定番の人気店らしく、四国に最近行っていた友人から勧められた場所でもあったので、ここにしました(^^♪
おいでん家で食べるものと言えば、愛媛名物の鯛めしでしょう!!
三連発でいきますよ。
1:松山風鯛めし

2:北条風鯛めし

3:宇和島風鯛めし

折角なので全部食べました。
勿論三人で注文してシェアですが笑
松山風は炙った鯛を乗せて食べ、飽きてきたら鯛茶漬けにするもの。
北条風は炊き込んで釜飯になったもの。
宇和島風は刺身を乗せて、特製ダレと卵をかけて食べるもの。
皆さんならどれを注文しますか??
僕が一番美味しいと思ったのは“松山風”でした。

飯を食ったらこれ↓↓
道後温泉~(^O^)/

九州ツーリング最後の夜は由布院でしたが、今回は道後温泉。最後に温泉はマストです。
大衆浴場的な感じで特に良い湯だとかそういう感じではありませんが、
それよりかは賑やかな街の喧噪を楽しむ場所だと思いました。
“夜の街”としても有名ですしね。勿論、健全ロボダイミダラー級に健全な僕が、そのような場所に出向くことは万が一にもあり得ないのですが。
人通りの多い道から少し逸れ、薄暗い街路をネオンが照らす。
僕達は入ったのは、
ただの居酒屋『海鮮屋』
地ビール×黒ビール=最強

ビール×海鮮=あり得ん良さみが深い



愛媛産柚子チューハイ×地元食材の一品=優勝



二軒目なのに4000円分くらい飲み食いしてしまった。
これだから太るんだよ、旅すると(泣)
そんなこんなで最終日も無事終了。4日目?そんなものはなかった

不穏さをにおわす四日目、この日は、、、、見所ナッシングです。
とうとう奴が来てしまった、雨雲と寒気の軍団が。
そんな天候になってるとも知らず、いや知っていはいたけど気づかないふりをして、朝のバイキングを楽しみます↓↓

数々の地元産野菜や果物のバイキングは朝食にうってつけのラインナップ。


他にもオーダーしたら無限に鯛の切り身などを調理して持ってきてくれるサービスなんか、このホテルの素晴らしさですね。

更に特筆すべき、特に語っておきたいものが
『みかんマシーン』(直球)

みかんを3~5個機械にセッティングし、それを一杯のコップに濃縮して提供する有能マシーンで
これで飲んだオレンジジュースは僕の人生において最も美味しいと感じる飲み物だった、ええ大げさに言っているわけではなく。
飲み放題というのが更に恐ろしいところ。
皆さん、松山に泊まるなら『道後やや』ですよ!!超絶オススメします。
道後温泉ではツーリング最終日ということでお土産を買い漁り
(積載する荷物が増えるので最終日以外買わない)

もう思い残すこともないので香川に向けて出発

愛媛はコンパクトに見所が詰まっていて良かったなぁ。
松山から高松までひたすら高速を走るのですが、、
雨かつ気温は一桁という最悪のコンディション(^_^;)
しかも服装は昨日の20度前後に合わせた薄着で、上着も雨具もなし。
つまりどうなったかというと、今まで体験したことのないような寒さで死にました。
「なんでバイク乗っているんだろう・・・」

1時間弱で耐えきれずサービスエリアによって、スタミナラーメンを食します↓↓

身体の内側から温度を上げて、雨具も買って、それでも寒くて仕方がない。
人の倍苦しむから“バイク”とはよく言ったものだ。
文字通り死にそうになりながら高松に辿りつきました。
一番に向かったのはコインランドリー↓↓

焼きいも喰いながら乾燥が終わるのを待ちます。
次に向かったのはスーパー銭湯。もう快適すぎて動けないよね。

体力が回復した時にはもう日が暮れていました。四日目本当になんなんだよ。
このまま帰ってしまっては香川県に失礼なので、有名なうどん屋『わら家』に寄って帰ることにしましょう!
食べログで☆3.6ほどあるこの店は、外観からして格が違う!

どんなうどんが出てくるのか、楽しみにしながら待っていると
何ともシンプルな皿が出てきました。

濃いめの醤油だしに鰹節と大根おろしを豪快にまぶしただけの一品。

シンプルだからこそ特徴を出すのが難しい。
誤魔化しが効かないその皿からは、麺へのこだわりが直接伝わってきました。美味しかったの一言。
これで、、ようやく、、、四国全県制覇したことになります!!
都道府県制覇も一気に進みました↓↓

やはりバイク旅というのは良いもので、今回からインカム(通信機器)を導入したこともあり
移動中もずっと楽しく会話をしてツーリングをすることができました。
そういやアクションカム係のあいつ、動画編集してアップするとか言ってたのどうなったんだ、、、、
まぁキモオタボイスを配信されるのは心が痛むので全然良いんですけど、せめて走行動画くらいくれたらブログに載せるのに・・・
今回の四国ツーリングはもう終わりになりますが、僕達のバイク旅はまだ始まったばかり。
これからずっと待ち望んでいた春がきます。
もう少しすれば新緑の夏がきます。
夏休みになったら北海道を旅して、秋になったら澄んだ空気を吸って赤く染まった山を眺めてドライブしてと。
僕達はまだまだまだゴールまで遠い、“旅の途中”にいます♪(cv水瀬いのり)
というわけで良い感じで〆たと思ったら、まだ四国から帰れていないんですよね。
夜になったらどうなるか、なんて考えるまでもなく
気温は5℃まで落ち込み、上着も持たない僕は↓の顔をしながら、淡路SAまで走り切り

解散となった淡路島からは、googleナビ先生も驚きの早さで自宅まで帰りました。

4日目は涙が出るくらい寒くて、ハンドル操作ができなくなるくらい手が震えて、
雨が止むのを待たず走らなければいけない状況にイラついて、、、ひたすら耐えて耐えての一日でしたが、、
こんな辛いことがあっても僕はまた旅をしたい。
だって辛い辛い言いながらも、これを書いている今は苦笑いをしながら、また次なる場所へ思いを馳せているのだから。
人の倍苦しむからバイク、でも人の倍「おーーっ!!」というからオートバイ。
これだからバイク旅は止められない。