バイクで行く四国一周旅行~二日目~
- 2018/03/23
- 22:15
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四国一周旅行二日目!
この日は計画者である僕がもっとも見所を詰め込み、もっとも楽しみにしていた日。
多くの絶景、絶品グルメ、気持ちの良いドライブコースが待っている!!!

はずだったのですが・・・
二日目の朝は遅い。
各自ホテルの部屋を分け、午前中自由行動という行程にしたところ、誰も街に繰り出さないというアウトプットが得られました(-_-;)
それでも何とかベッドから這い出して、10時15分頃チェックアウトに成功。

「時間厳守!これは絶対!」と昨晩一同に対して言い張っただけに、残された45分で高知市内を観光しなければならないようです。
とりあえず手軽に周れるはりまや橋から↓↓

何度見ても普通のry

市内の道は路面電車が走っていて、僕の中の地方都市のイメージにぴったり合います。

道路標識には桂浜と出ていますが、流石に行く時間無いですね、、、
坂本龍馬所縁の地ということで行ってみたかったのですが(>_<)
あまり残された時間も無いので、最後に高知城でも見ておきますか。
市内の中心部にどっしりと佇む高知城天守閣。

天守と本丸御殿が完璧な形で現存する唯一の城で、戦火の影響を受けなかった高知ならではの歴史的建造物だと思います。
城に造詣の深い人達にとってはまだまだ見所のある城らしいですが、日本史に無頓着な僕は外観を眺めるだけで満足し、高知城を後にしました。
集合場所には無事10分遅れで到着し、皆と合流、いよいよ二日目のツーリングが始まります♪♪
高知市→土佐市→須崎市と海沿いを南下。
途中で横浪黒潮ラインという名ドライブコースを通ったのですが、、、
海を見下ろす絶景道路でした(*^_^*)

適度にタイトなカーブが続き、カタナちゃんも心なしか活き活きしているように感じます。

木々の合間から見える帷子崎を眺望。

雲一つない青空の下、バイクを停めてヘルメットを外した一同の面持ちは自然と笑顔。

なんて素晴らしいツーリング日和なんだ!この後も心踊るような絶景が待っているに違いない。
そう感じながら、四国ツーリング随一の名所、四国カルストに向かいます。
四国カルストとは山口県の秋吉台、福岡県の平尾台に並ぶ日本三大カルストの一つ。
標高1400mの高地にあり、全国のキャンパーやライダーにとって憧れのような場所です。
噂に聞いていただけあって、山道は急勾配の急カーブ。落石多数で路面状況も悪い。
しかし、それが冒険心を擽られるってものですよ!!

長らく気を緩められない山道を登ってくると、気が付けば空が近く感じられる地点までやってきていました↓↓

ナビでは目的地まで数kmとちょっと。勝ったなガハハ。
・・・
・・・
あれ道路の端に白い塊が溜まってるな、なんだこれは。
・・・
・・・
あれなんか道路凍ってるところある? いや目的地は目前!前進意外あり得ないぃぃ!!
・・・
・・・

突き付けられたのは無慈悲な現実。
看板の向こうには四国カルストが待ってるのに、圧倒的に越えられない壁。
近くにいた地元のおっちゃんに話しかけてみたところ
「通行止めは通行止め。30万払う覚悟があったら行けば良いさ」と言われて、What a fuck!!
バイクで走るのが気持ち良いのですが、仕方がないので愛車を置いて徒歩で上がるとします。
ライダーにとってなんて屈辱的なんだ!!

暫く歩くも雪なんて見当たらず、通行止めの意味(^_^;)

とか話しながら5分程行くと、、、

oh...
これは完全に僕が悪かった、認めざるを得ない、下調べの甘かった僕が悪い。
このまま数km続く車道を歩くのもアレなので、草原の方に足を踏み入れます。

なんか普通のハイキングみたいになっちゃいましたが
むき出しの石灰岩が織りなす獣道を踏み分けながら、雲を見上げて歩く時間も悪くありません。


夏になると牛を放牧しているらしく、もっと長閑な光景が広がっているんだろうなぁなんて考え

更に歩みを進めていくと天狗高原に到着。

四国カルストは天狗高原から数km続く姫鶴平までの一帯を指すので、今回はそのスタート地点しか見ることができなかったことになります。
とは言え、雪と雲とカルストが作り出す独特な景色は十分に堪能することができました。
ここはまた再チャレンジしたいですね。日帰りでこよう。。ぇ

本来なら四国カルストの両端にはレストランがあるのですが、まぁ勿論営業しているわけもなく、、、
飯無しで山を下るぞ!!!!てな感じで、空元気というか底力というか、ヘトヘトになりながら四万十方面へ下りまして
17時前、道の駅日吉夢産地に到着(*_*;

とにかく一番に、謎の存在感を放つ巨大フィギュアに目が留まります。
地元に伝わる鬼伝説に登場する赤鬼の、乳幼児期を模した像らしいです。
非常にエモイックでセンシティブでセンチメンタルな像ですね、素晴らしい。
嬉しそうに話しかけてきた地元のおじさんが、「他の道の駅にこいつが成長したバージョンもあるから探してみて」と言っていましたが、、、
絶対探すもんか!笑
なんて悪趣味なモノを作りやがるんだ、鬼北町の輩は!!
横にいた母性を感じる系の漫画が大好きな友人がバブバブ言い始めそうなので、颯爽と立ち去ることにします。
(栄養補給は地元産の芋けんぴで済ませました、塩けんぴ超うめぇ・・・)
今晩の宿は四万十の民宿で予約をしているので、四万十川沿いを一気に下ります


辺りはだいぶ暗くなりつつあり、何とかギリギリ四万十川の沈下橋も見ていけるなぁなんて
インカムの通信で話しながら山道を走っていると
前をとろとろ走る一台の車が。
その車は白と黒の特徴的なデザインをしていて、ライダーの本能に訴える危険色

ここは波風立てず大人しくしていなければいけない。
絶対押すなよ!絶対押すなよ!!!
それをあろうことか先導を務める友人が抜かしたが最後、カーチェイスが始まって遥か先に消えていきました。
赤く照らされていたのは夕日か何かか。
残された二人でナビを再設定し、四万十川の勝間沈下橋にて写真撮影。あいつ無事かなぁ・・・


沈下橋というのは川が増水した際に、あえて沈む設計にすることで、橋が流されるのを防ぐ工夫だとかなんとか。
四万十川には幾つもの沈下橋があり、それぞれ個性を持った見所となっています。

最後の清流と呼ばれるだけあって流石に綺麗だな、四万十川は。
奴にも見せてやりたかったよ・・・

四万十川を十分に眺めつくしたところで、先ほどの友人から連絡が入り、無事だということなので予約している民宿で合流。
今日も一日お疲れ様でした^^
一泊3000円程で泊まれる民宿すずから徒歩数分、今晩の夜ご飯は「味劇場ちか」という居酒屋で戴くことにします。

通された二階席からは吹き抜けになっていて、厨房が眺められるという変わった造り!

ビールで乾杯を済ませたら、あとはひたすら食べるのみ。
昨晩に引き続きカ、ツオのたたきから入り

地鶏の卵焼き

地鶏のから揚げ

刺し身盛り合わせ

四万十名物のあおさと

同じく川エビのてんぷら。これは食べれる部分が少なくて全然美味しくないですねw

腹が満たされてきたら地酒やおつまみで仕上げに入り


最後は締めの海鮮雑炊


今晩も軽く4000円以上は使ったなぁ。
「高知の飯は安くて美味しい」とよく言うのは半分嘘だと思う。値段相応で新鮮な食材が楽しめる場所。
昨晩のひろめ市場に行って思いましたが、決して安くは無い気がします。
まぁ旅行中なので値段なんてどうでも良いのですが(^_^;)
食後は店にタクシーを呼びつけスーパー銭湯へ。疲れを十分に癒し二日目も終了~~!
予定通りにいかない一日でしたが、柔軟な対応で旅を楽しむことができました。
明日は高知をもうしばらく観光した後、愛媛の道後温泉に向かいます!