伊吹山登山日記
- 2016/10/17
- 20:45
10/9(日) 滋賀県にある伊吹山に登ってきました!
標高1377m、日本百名山にも指定されている名峰です。

難易度としてもこれまで自分が登ってきた中では最高ランク、、、
しかし登山する前はそんなことも知らず、そこそこシンドイだろうくらいの気持ちで登り始めました。
なぜ伊吹山に登ろうと思った方かと言うと、最もアクセスの良い(片道3時間程度)百名山だったから!
いや~それが“たまたま”とある人気漫画にも出てきたとか・・・

今回の山登りのメンバーは僕を含めて4人。
そのうち一人は元サイクリング部で体力があるどころか、山登りに必要な道具(ザック・レインウェア・トレッキングシューズ・ヘッドライト)まで揃えた強者でした。
一方、他の3人はジーパンで登ったり、ジャージで登ったり、靴は運動靴だったりと無茶苦茶w
RPGで例えると初期装備でエリアボス討伐ダンジョンに出るようなものです。
僕が履いていったのなんてただのハイカットシューズで流石に舐めすぎだろといった感じでしたが、、
そんな行く先怪しい伊吹登山が幕を開けます。



まず伊吹山は1~2合目が最も長く感じました。
前日雨が降って滑りやすくなった階段道で、友人A(サッカーシューズ装着)がいきなりの転倒を見せる等のアクシデントもありましたが何とか2合目に到着。行く先不穏すぎるな。。。

2合目から5合目くらいまでは地味な道。とある漫画の可愛い女の子もそんなことを言っていました。

ただ道幅は広かったり、地面に草が生えていたりで歩きやすいエリアではありましたね。
5合目に着いたあたりではまだまだへっちゃらって感じです。

唯一5合目にある自動販売機で買った¥200のリアルゴールドが体に染みわたる!
値段が割高なのは良いですがゴミ箱が無いのは本当に不便ですね(-_-) ジュース運ぶくらいならゴミも運んでくれよと思ったり。。
さて5合目で撮ったリアルゴールドの写真。上部になんだか怪しい雲が写り込んでますね~・・・


6合目まで来ると霧はもう目の前に迫ってきています。
伊吹山は野草の群生地に恵まれ、固有種を含む約1000種の植物が育つ自然の宝庫として知られていますが
6合目から上に行くと珍しい植物が見られるようになってきました。



一枚目の紫の花はイブキトリカブトと言って、猛毒種として有名なあのトリカブトです。
花期は8月~10月で丁度その時期に訪れることができたみたいですね。
このトリカブトには面白い言い伝えがあり、ヤマトタケルがかつてその毒で負傷したとのことです。
その伝承を知り僕達は日本武尊のお茶目な一面に笑いを堪えられずいたのですが
よくよく調べてみると根っこを抜いて自傷したという訳でなく、
当時伊吹山に陣取っていた豪族を征伐する際にトリカブトを使った応戦を受けたという内容で、、、
ネタにして笑ってしまったヤマトタケルノミコトにはこの場で謝罪させて頂きたいと思います。
さて6~7合目にかけては眺望が素晴らしく、とても気持ちよく登って行けました↓

しかしこの辺りから急斜面が一段とその手強さを増し、一気にスタミナを奪っていきます。

もはや道とは言えないような崖際を歩くスリルはなかなかに面白い!
更に行くと霧が完全にかかってきて周囲が全然見えない状態に↓

流石に8~10合目あたりでかなり足にきました。
靴が悪いせいか足首が痛い・・・ 足の裏も痛い・・・


何とか山頂まで登り切りました!!
普通3時間半かかると言われているところを2時間20分で登りましたよ!
途中で数え切れない程おじさん、おばさんを抜かせて頂きましたが、「若いと良いね~」と声をかけてもらいました。
装備の貧弱さは若さでカバーするスタイルです。


山頂に着いたわけですが、、、、マジで何にも見えないww
霧が晴れると願ってゆったりとくつろぎましょう。



山頂で食べるご飯は本当に、本当に、、、、美味しいんですよ!!
ご飯を食べて畳の上で寝そべる時間は幸せな気分でいっぱい。また登山しようと思える瞬間です。
カレーうどんを食べて心も体も温まったら外に出てみるのですが
あまりに寒すぎる・・・ 10℃を下回る気温でレインコートを羽織っても足の震えが止まらずw
ここでも装備の貧弱さが仇となりました。
すぐに室内に避難しようと山カフェというお店へ。
中には。。。

ヤマノススメ特設コーナーがありました!
関東の山ならまだしも、関西のそれも漫画に出ただけの山でこのように取り上げられているとは思いませんでした。
感激のあまり巡礼ノートならぬ山ノートにあおいちゃんを描かせて頂きましたよ・・・ 凄く浮いてましたけどね(-_-)
山登りはカロリーをかなり激しく消費するもの、かえでさんが言ってました。
カレーうどんを食べた直後のお腹にも悠々とおしるこを収め↓

時間を潰すこと1,2時間。ようやく外が明るくなってきました!



琵琶湖を一望できる最高の眺めです~~~(*^_^*)
これでもう一度元気を出して下山できるというものです!
霧が晴れた後の山頂~8合目までは行きには見れなかった景色を映し出してくれました。



風が吹き、さらさらと音をたてながら穂を揺らすススキは風情があり心地よいです。


5合目のあたりまではあっさりと下りてこられました。
本当に行きと眺めが違うなぁ。。
こんなにススキの原っぱが広がっていたんだ。。
とは言え流石に5合目~1合目までは疲労を感じずにはいられず、下山した時にはもうクタクタになっていましたが。
そこから更に歩くこと20分、ジョイいぶき薬草風呂に到着~~~

下山して温泉に浸かる時が、山頂で美味しい物を食べる時に次いで幸せを感じる瞬間です!
山を登る時は絶対温泉に上がった時用の着替えを持って行きますもの。
薬草の独特な香り漂うお湯と露天風呂に交互に浸かり、風呂上りはSAKEで優勝!w
アルコールを一気に摂取してぷはぁ~~と息を吐くのと同時に出てくる感想は
「山登りはいいぞ」、というただそれだけ。
館内から出ると


すっかり暗くなっていてバスも無くなっていたので駅まで歩きます。
電灯の無い田舎道を40分程歩いたのですが、周囲は開けた田んぼで夜空がよく見えました。
星が綺麗で「君の名は」の曲を流しながら歩く帰り道は凄く青春って感じで良かったです。

これにて伊吹山の登山日記は書き終わりました!
か~なり楽しい山だったので関西~岐阜・愛知あたりにお住まいで登山に興味を持たれている方には是非是非オススメしたいです。
自分もまた絶対違う山に登って山ガールとしてのキャリアアップに努めていく予定です(゜_゜>)
それではこのへんで!
標高1377m、日本百名山にも指定されている名峰です。

難易度としてもこれまで自分が登ってきた中では最高ランク、、、
しかし登山する前はそんなことも知らず、そこそこシンドイだろうくらいの気持ちで登り始めました。
なぜ伊吹山に登ろうと思った方かと言うと、最もアクセスの良い(片道3時間程度)百名山だったから!
いや~それが“たまたま”とある人気漫画にも出てきたとか・・・

今回の山登りのメンバーは僕を含めて4人。
そのうち一人は元サイクリング部で体力があるどころか、山登りに必要な道具(ザック・レインウェア・トレッキングシューズ・ヘッドライト)まで揃えた強者でした。
一方、他の3人はジーパンで登ったり、ジャージで登ったり、靴は運動靴だったりと無茶苦茶w
RPGで例えると初期装備でエリアボス討伐ダンジョンに出るようなものです。
僕が履いていったのなんてただのハイカットシューズで流石に舐めすぎだろといった感じでしたが、、
そんな行く先怪しい伊吹登山が幕を開けます。



まず伊吹山は1~2合目が最も長く感じました。
前日雨が降って滑りやすくなった階段道で、友人A(サッカーシューズ装着)がいきなりの転倒を見せる等のアクシデントもありましたが何とか2合目に到着。行く先不穏すぎるな。。。

2合目から5合目くらいまでは地味な道。とある漫画の可愛い女の子もそんなことを言っていました。

ただ道幅は広かったり、地面に草が生えていたりで歩きやすいエリアではありましたね。
5合目に着いたあたりではまだまだへっちゃらって感じです。

唯一5合目にある自動販売機で買った¥200のリアルゴールドが体に染みわたる!
値段が割高なのは良いですがゴミ箱が無いのは本当に不便ですね(-_-) ジュース運ぶくらいならゴミも運んでくれよと思ったり。。
さて5合目で撮ったリアルゴールドの写真。上部になんだか怪しい雲が写り込んでますね~・・・


6合目まで来ると霧はもう目の前に迫ってきています。
伊吹山は野草の群生地に恵まれ、固有種を含む約1000種の植物が育つ自然の宝庫として知られていますが
6合目から上に行くと珍しい植物が見られるようになってきました。



一枚目の紫の花はイブキトリカブトと言って、猛毒種として有名なあのトリカブトです。
花期は8月~10月で丁度その時期に訪れることができたみたいですね。
このトリカブトには面白い言い伝えがあり、ヤマトタケルがかつてその毒で負傷したとのことです。
その伝承を知り僕達は日本武尊のお茶目な一面に笑いを堪えられずいたのですが
よくよく調べてみると根っこを抜いて自傷したという訳でなく、
当時伊吹山に陣取っていた豪族を征伐する際にトリカブトを使った応戦を受けたという内容で、、、
ネタにして笑ってしまったヤマトタケルノミコトにはこの場で謝罪させて頂きたいと思います。
さて6~7合目にかけては眺望が素晴らしく、とても気持ちよく登って行けました↓

しかしこの辺りから急斜面が一段とその手強さを増し、一気にスタミナを奪っていきます。

もはや道とは言えないような崖際を歩くスリルはなかなかに面白い!
更に行くと霧が完全にかかってきて周囲が全然見えない状態に↓

流石に8~10合目あたりでかなり足にきました。
靴が悪いせいか足首が痛い・・・ 足の裏も痛い・・・


何とか山頂まで登り切りました!!
普通3時間半かかると言われているところを2時間20分で登りましたよ!
途中で数え切れない程おじさん、おばさんを抜かせて頂きましたが、「若いと良いね~」と声をかけてもらいました。
装備の貧弱さは若さでカバーするスタイルです。


山頂に着いたわけですが、、、、マジで何にも見えないww
霧が晴れると願ってゆったりとくつろぎましょう。



山頂で食べるご飯は本当に、本当に、、、、美味しいんですよ!!
ご飯を食べて畳の上で寝そべる時間は幸せな気分でいっぱい。また登山しようと思える瞬間です。
カレーうどんを食べて心も体も温まったら外に出てみるのですが
あまりに寒すぎる・・・ 10℃を下回る気温でレインコートを羽織っても足の震えが止まらずw
ここでも装備の貧弱さが仇となりました。
すぐに室内に避難しようと山カフェというお店へ。
中には。。。

ヤマノススメ特設コーナーがありました!
関東の山ならまだしも、関西のそれも漫画に出ただけの山でこのように取り上げられているとは思いませんでした。
感激のあまり巡礼ノートならぬ山ノートにあおいちゃんを描かせて頂きましたよ・・・ 凄く浮いてましたけどね(-_-)
山登りはカロリーをかなり激しく消費するもの、かえでさんが言ってました。
カレーうどんを食べた直後のお腹にも悠々とおしるこを収め↓

時間を潰すこと1,2時間。ようやく外が明るくなってきました!



琵琶湖を一望できる最高の眺めです~~~(*^_^*)
これでもう一度元気を出して下山できるというものです!
霧が晴れた後の山頂~8合目までは行きには見れなかった景色を映し出してくれました。



風が吹き、さらさらと音をたてながら穂を揺らすススキは風情があり心地よいです。


5合目のあたりまではあっさりと下りてこられました。
本当に行きと眺めが違うなぁ。。
こんなにススキの原っぱが広がっていたんだ。。
とは言え流石に5合目~1合目までは疲労を感じずにはいられず、下山した時にはもうクタクタになっていましたが。
そこから更に歩くこと20分、ジョイいぶき薬草風呂に到着~~~

下山して温泉に浸かる時が、山頂で美味しい物を食べる時に次いで幸せを感じる瞬間です!
山を登る時は絶対温泉に上がった時用の着替えを持って行きますもの。
薬草の独特な香り漂うお湯と露天風呂に交互に浸かり、風呂上りはSAKEで優勝!w
アルコールを一気に摂取してぷはぁ~~と息を吐くのと同時に出てくる感想は
「山登りはいいぞ」、というただそれだけ。
館内から出ると


すっかり暗くなっていてバスも無くなっていたので駅まで歩きます。
電灯の無い田舎道を40分程歩いたのですが、周囲は開けた田んぼで夜空がよく見えました。
星が綺麗で「君の名は」の曲を流しながら歩く帰り道は凄く青春って感じで良かったです。

これにて伊吹山の登山日記は書き終わりました!
か~なり楽しい山だったので関西~岐阜・愛知あたりにお住まいで登山に興味を持たれている方には是非是非オススメしたいです。
自分もまた絶対違う山に登って山ガールとしてのキャリアアップに努めていく予定です(゜_゜>)
それではこのへんで!